思秋期
唄:岩崎宏美、作曲・編曲:三木たかし、作詞:阿久悠
発売年:1977、シングル:思秋期
足音もなく行き過ぎた、季節を ひとり見送って...
はらはら涙あふれる、私十八。
無口だけれど暖かい心を持ったあのひとの、
別れの言葉抱きしめ、やがて十九に。
心ゆれる秋になって、涙もろい私、
青春はこわれもの愛しても傷つき...
青春は忘れもの過ぎてから気がつく。
ふとしたことではじめての口づけをしたあのひとは、
ごめんといったそれっきり声もかけない!
卒業式の前の日に心を告げに来たひとは、
私の悩む顔見て肩をすぼめた。
誰も彼も通り過ぎて、二度とここへ来ない!
青春はこわれもの愛しても傷つき...
青春は忘れもの過ぎてから気がつく。
ひとりで紅茶のみながら、絵葉書なんか書いている、
“お元気ですか?みなさんいつか逢いましょう!”
無邪気な春の語らいや、はなやぐ夏のいたずらや、
笑いころげたあれこれ思う秋の日...
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